
持ち運びやすく、パワフルなパフォーマンスを発揮するノートPCをお探しではありませんか?HPの最新モデル HP EliteBook 635 Aero G11 は、1kgを切る軽量設計に加えて、AI対応のRyzen 8000シリーズプロセッサを搭載し、ビジネスやテレワークに最適なノートPCです。
本記事では、実際の使用感やパフォーマンス、ビジネス向けのメリットに焦点を当て、HP EliteBook 635 Aero G11の魅力をご紹介します。法人モデルですが、HPの法人モデルは個人でも購入可能。販売価格は2024年11月4日現在で、¥149,930(税込)~。
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HP EliteBook 635 Aero G11のスペック
OS | Windows 11 Home / Windows 11 Pro(64bit) |
プロセッサー | Ryzan 5 8640U / Ryzan 7 8840U |
メモリ | 16GB(オンボード) |
ストレージ | SSD (PCIe NVMe) 512GB |
ディスプレイ | 13.3インチワイド(16:10)WUXGA 液晶(1920×1200)・非光沢・最大輝度400cd/m2 |
グラフィックス | AMD Radeon 760M / 780M( プロセッサー内蔵) |
インターフェイス | コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック(左) USB Type-A 3.2 Gen1 ×2(左×1・右×1) USB Typ右e-C® 3.2 Gen 2(USB Power Delivery、 DisplayPort™ 1.4)×2(右) HDMI 2.1(右) |
キーボード | 日本語キーボード、防滴機能付き・バックライト機能付き |
Webカメラ | HPプライバシーカメラ(5MP、開閉式スライドカバー)、IRカメラ(Windows Hello対応) |
セキュリティ | HP Secure Erase(NIST準拠) |
無線機能 | Realtek 8852BE Wi-Fi 6(アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠) + Bluetooth 5.3 / MediaTek RZ616 WiFi 6E(アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth5.3 |
サイズ・質量 | 約 297.3 x 211.2 x 15.1(後部) mm / 約0.99kg |
バッテリー | MobileMark® 25:最大約11時間30分、JEITA測定法Ver3.0 :約8.2 時間(動画再生時)/約13.8 時間(アイドル時) |
電源アダプター | 専用ACアダプター付属(USB-C接続・最大65Wの給電) ※USB-C接続のため市販ACアダプター使用可能(記事参照) |
その他 |
HP EliteBook 635 Aero G11の重量

「約0.99kgの軽さ」とされている本体重量。今回のレビュー機の実測値は980gと公称値よりも下回りました。やはり1kgを切るPCは軽いですね。いつも1.39kgのPCをカバンにいれている身からすれば、とても軽く感じます。元々は1kg以下のPCを狙っていたので、この1点だけで欲しくなりますね。
HP EliteBook 635 Aero G11の外観

天板。金属のヒンヤリとした感触とサラサラした肌触りが心地いいです。指紋は目立ちません。

天板中央のプレミアムロゴ。鏡面加工されています。

背面中央の大部分がヒンジになっています。

背面中央にELITEBOOKの刻印

本体底面。前方左右(写真手前)にスピーカー、後方に吸気口があります。軽量ノートPCにはよくあることですが、メモリーがオンボードのため増設用の開口部はありません。また天板と同様にヒンヤリサラサラとした感触です。

全開でこれくらい。180度までは開きませんが、実用するには十分な開き具合で、特に不便は感じませんでした。

ディスプレイとキーボードの間に排気口があります。

キーボード面。アルファベットや数字の刻印が大きく見やすい。わかりにくいですが、微妙に中央がくぼんでいて、キー入力はしやすいです。
パームレスト部分はサラサラした感触。天板・底面とヒンヤリ具合が違うので、金属ではなくおそらく樹脂。金属だと冬に必要以上に手が冷えて入力しづらくなることがありますが、HP EliteBook 635 Aero G11ではそのようなことはなさそう。

クリックパッド(タッチパッド)はマルチタッチジェスチャー対応。パームレスト部と違いサラサラヒンヤリした感触。クリックボタンが分かれていない一体型。操作感はスムーズで反応も悪くないです。

キーボード左側。英数文字などメインのキーが大きく、一般的に入力がしやすいとされるキーピッチ19mmで無理のないレイアウト。スペースキーの両サイドのキーは少し小さめなのと、ESCやファンクションなど一番上のキーは、他のキーより上下半分のサイズでけっこう小さめ。
ただ一番上なので押し間違いは少ないでしょうし、メインのキーが大きいので、全体的にあまり無理がなさそう。実際しばらく使ってみた限りでは、一番上のキーを押し間違えることはなく、無理な感じはありませんでした。

キーボード右側。BackSpaceやEnterキーなどは小さめですが問題ないレベル。HPのノートPCのキーボードには、最近まで一番右端にHOME/PageUP/PageDown/ENDなどのキーが縦に並んでいましたが、不評だったその一列がなくなり使いやすくなりました。
難を言うとすれば、右下角の部分でしょうか。3つのキーのスペースに、カーソルキーとPageUP/PageDownキー、6つがギュッとまとめられています。キーを上下半分に分けたサイズでかなり小さいことと、上下のキーがそれぞれ接触しています。数日使用してみて、何度かタイプミスしてしまいました。
PageUP/PageDownキーがわかりやすい場所にあるのは便利なのですが、慣れるまで少し時間がかかるかも知れません。

今年3月頃から、WindowsPCのキーボード右下に配置されるようになったCopilotキーが目立ちます。

Copilotキーを押すとMicrosoft Copilot が起動し、画面に表示されます。Copilotキーが用意されたことでMicrosoft Copilotへのアクセスが簡単になり、今までアクセスしたことのない人でもAIを便利に使うシーンが増えそうです。
このCopilotキー、近い将来割り当てを変更できるようになるそうです。キーボードショートカット「Windowsキー+C」でも呼び出せることを考えると、別のものを呼び出せるようにするのも便利かもしれません。
キーボードの割り当てといえば、HPのノートPCにはプログラマブルキーというものもあります。

ユーザーが好きなショートカットや動作、文字列などを割り当てられるHPのPC独自のキーです。いつも行うちょっとした操作を登録しておけば、1クリックで実行できるので便利です。

一番上のキーはF1~F12 のファンクションキーはサブで、マルチメディアキーがメイン。通常は各キーを押すと、音量上下やミュート、画面の明るさなどマルチメディアキーが機能し。ファンクションキーは、FNキーと同時に押すことで機能します。

人によりどちらを多用するかが変わってくると思いますが、ファンクションキーを多用する場合には、2つのキーの同時に押すのはけっこう面倒。そういう時にはマルチメディアキーとファンクションキーを入れ替える方法が用意されています。
これを入れ替えるにはBIOSというシステム画面で変更します。詳しい手順は以下公式ヘルプのリンク先でご確認ください。
【参考】Notebook PC シリーズ – BIOS 設定の Action Keys Mode 機能について(HP公式ヘルプ)
ちなみに以前レビューしたEliteBook850やProBook430には、fn lockという機能がありました。FNキーとSHIFTキーを同時に押すことで、BIOS画面を開くことなく好きな時に切り替えができるので便利だったので、採用して欲しかったですね。初心者の方の誤操作を防ぐ意味では、BIOS画面を触らないで済む方がいいと思うのですが・・。

一番右端はDELETEキーで、電源ボタンは一番上の右から2つめ。電源ボタンが右端にあると押し間違えてしまいそうなので、個人的にはこちらの方がありがたいです。
プログラマブルキーは好きな動作を割り当てができる、ユーザー専用のショートカットキーです。ワンタッチで実行できるので、頻度の高い動作などを登録すれば効率アップにつながります。
プログラマブルキーがあるHPのパソコンであれば、アプリを導入するだけで使用できるので、ぜひ導入してみてください。
インターフェイス(本体左側)

本体左側には奥から、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1、USB Type-A(5Gbps)と、シンプルに2つだけ。こちらのType-AのUSBポートは5Gbpsで、本体右側のType-AのUSBポート10Gbpsの半分です。左右にType-Aポートがあるのは便利です。
インターフェイス(本体右側)

本体右側には奥から、USB Type-A(10Gbps)、HDMI 2.1、USB Type-C (3.2 Gen2、USB Power Delivery、DisplayPort™ 1.4) x2と、左側よりも多く配置。前述のとおり、Type-Aポートはこちらの方が速度が速いです。最大で8K解像度に対応したHDMI2.1、Type-Cポートが2つ並びます。
Type-Cポートは充電端子を兼ねており、Type-C端子で充電できることで、付属のACアダプター以外の軽量アダプターを使用できるので、カバンの中でかさばらず少しでも軽くすることができます。
PD対応ACアダプター利用の注意点
注意点としてはアダプターによっては、「純正アダプターを使用してください」という警告メッセージが止まらない場合もあるということ。実際に手持ちのサンワサプライの700-AC034W(60w、廃止完売)では、基準に達していないのか、表示された警告メッセージを消しても繰り返し表示されてしまいました。
手持ちの多摩電子工業のAP139(45w)、AP146(65w)では、警告メッセージは最初の1度しか表示されませんでした。ワット数に違いはあるものの定格出力には違いがないようなので、原因は不明です。すこし古い製品の場合は無理なのかもしれません。普段外出先ではAP139かAP146で充電するようにしています。
AP139については以下でレビューしています。
ディスプレイ
13.3インチワイドのディスプレイはWUXGA 液晶。最近の主流の1920×1200で縦横比16:10。ひと昔前の16:9のディスプレイより縦に長いため、一度に表示される情報が多くなり主にインターネットなどで便利です。
また非光沢なので、映り込みが少なく反射で画面が見えないようなことになりづらく、映り込んだものに注意力を奪われることもありません。

実際に比較しやすいよう、上の写真では光沢ディスプレイと並べて表示しています。違いがわかりやすいよう真っ暗な画面の写真を使いましたが、実際に使用する際には、もっと明るい状態で使用するため、かなり目立たなくなります。
ディスプレイ
非光沢の13.3インチワイド液晶画面。WUXGAと呼ばれる1920×1200の解像度で、画面の縦横比が16:10になっています。少し前まで主流だった16:9の画面より縦に長いため、例えば縦に長いウェブサイトにようなものを見る際には、1画面に表示される情報量が多くなりスクロールする手間が少なくなり有利です。
最大輝度400cd/m2
Webカメラ
5メガピクセルと高解像度で、Windows Hello対応。顔認証が使えるため、パスワードの入力をせずに作業を開始できます。また離籍すると自動的に
プライバシーシャッター(Webカメラ)

プライバシー関連の機能として、Webカメラにプライバシーシャッターが搭載されています。物理的にカメラをふさぐので安心感があります。写真のとおりシャッターを閉じると、カメラ部分がストライプ柄になり閉じていることがわかりやすいです。
ACアダプター

付属の65WのACアダプターとケーブル。ACアダプターは小型ですが、ケーブルは太くしっかりしているため、頑丈だとは思います。ただちょっと取り回しはしにくく持ち運びではかさばりますが、その代わりなのかコンセントプラグも付属しています。

ACアダプターに直接コンセントプラグを接続できるので、荷物はいくらかコンパクトになります。
付属書類

まとめ
HP EliteBook 635 Aero G11は、軽量設計と高性能を両立させた、ビジネスシーンで役立つノートPCです。特に1kgを切る軽さと、Power Delivery対応USB-C搭載による軽量ACアダプターとの組み合わせで、カバンが軽くなり持ち運びが快適です。
また最新Ryzen8040シリーズのプロセッサ搭載により、テレワークや日常業務にストレスなく使える性能を発揮します。さらにRyzen8040シリーズは、NPUを搭載しており、これから充実していくAI対応のWindowsの機能やアプリに力を発揮してくれるでしょう。
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