
出張先のホテルやカフェで、狭いディスプレイの中で画面を切り替えながら、資料とメールを行ったり来たり。そんな煩わしさに悩まされている方、多いのではないでしょうか?
特に、頻繁に外出するような場合、外出先で快適な作業環境をどう整えるかが仕事のパフォーマンスに直結します。
私の場合、主にカフェでの作業や客先でのサービス案内にノートPCを使用しますが、ノートPCの1画面では、限界を感じることもよくあります。
今回は、そんな私が実際に使ってみて”持ち運びたくなるモバイルディスプレイ”と感じたVAIO Vision+ 14(VJ5VP141C11)をご紹介します。
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とにかく軽い!持って驚いた325g
まず手に取って驚くのがその軽さ。本体は約325g。市場を見ると、軽くて600~800g、1000gを超えるものが普通に売られている中、付属カバースタンドとUSB-Cケーブルを含めても約800gを切り、その軽さは圧倒的。
出張など外出が多く荷物を最小限にしたい人間にとって、軽いことはとても重要です。VAIO Vision+ 14はその点で他のモバイルディスプレイとは一線を画します。
外出先でも快適に使えるディスプレイ性能
14.0型、解像度はWUXGA(1920×1200)のアンチグレア(非光沢)液晶を採用。カフェの照明下でも反射が気にならず、視認性が非常に高いと感じました。
細かい文字も読みやすく、資料を横に並べて作業するには十分な広さです。特に上下に配置した場合、目線の移動がスムーズで自然でした。
ケーブル1本のシンプル接続

USB Type-Cケーブル1本で映像出力と給電が完結。DisplayPort Alternate ModeとPDパススルーに対応しているので、ノートPCとの接続はとにかくスムーズ。
面倒なドライバインストールも不要で、VAIOやHPなどのノートPCとの相性もバッチリでした。接続時のトラブルがなく、作業への集中を妨げません。
カフェでも上下配置で省スペースに使える

VAIO Vision+ 14は横置きだけでなく、カバースタンドを使うことで縦置きや上下配置にも対応。
特に優れているのが、ほかのモバイルディスプレイにはない「上下配置」ができる点です。
たとえば、ノートPCの上にVAIO Vision+ 14を置けば、省スペースで2画面作業が実現。カフェの小さなテーブルでも広々と使えるのは驚きでした。
注意点:カフェでの上下配置はのぞき見に注意
反面、上下配置は高い位置にディスプレイがあるため、第三者から画面が見えやすい角度になりやすいのが難点。個人情報や社外秘の資料を扱う際は、比較的のぞきにくいノートPC自体のディスプレイに表示するようにするか、別売りのプライバシーフィルターの活用も検討したいところです。
VAIO Vision+ 14 のスペック
液晶スペック | 14.0型ワイド(16:10)・WUXGA(1920×1200ピクセル) 視野角:上下178°、左右178°、輝度:400cd/m2、色域:sRGB 100% アンチグレア(非光沢) コントラスト:1200:1 液晶内寸法(LCD表示エリアサイズ、切り捨て整数):301x188mm 表示色:1677万色 |
主な入出力 | USB Type-C:搭載x2 (以下の機能をサポート:USB Power Delivery(PD Pass-through),DisplayPort™) |
電源(外部供給) | 方式:USB Power Delivery(USB Type-C給電) 入力:10W以上推奨、接続デバイスに充電する場合は65W以上推奨 出力(Pass-through):最大60W 消費電力:動作時 約4W / スリープ時:約0.5W |
外形寸法・質量 | 約幅312.0mm×高さ3.9-12.46mm×奥行211.1mm 、突起部含まず・約325g |
付属品 | カバースタンド(約幅334mm×高さ13mm-18mm(本体未収納時-本体収納時)×奥行222mm、約440g)、Type-Cケーブル(約1m)、取扱説明書兼保証書 |
備考 | カラー:アンバーブラック |
VAIO Vision+ 14とカバースタンド、ケーブルの重量

- ディスプレイ本体:325.4g
- カバースタンド:425.4g
- USB Type-Cケーブル:43.6kg
- 合計:794.4g
VAIO Vision+ 14 の外観
前面

前面は極薄ベゼルでコンパクトな印象。


ノングレアでで落ち着いた反射

アンチグレア(非光沢)なので、映り込みは気になりません。日光やカフェの蛍光灯などの反射光を最小限に抑え、長時間作業でも目が疲れにくいのが嬉しいポイントです。
背面

マットなブラック仕上げで、ビジネスシーンにも馴染む質感。

背面にVAIOのロゴ。鏡面加工されていて光を反射しキラッと光ります。
入出力と輝度調節ボタン

本体左右裏には、USB Type-C端子と輝度調節ボタンを配置。操作も直感的で使いやすい。USB Type-C端子は、USB PDパススルーに対応しているためノートPCから電源供給が可能なので、ケーブル1本で使用できます。
本体裏側のスタンド

裏面中央のスタンドは、本体にピッタリくっついた形で持ち運ぶ際には邪魔になりません。

スタンドは90度近くまで開き、簡単に角度調節が可能。ノートPCの上に配置して使用する場合は、このスタンドをカバースタンドに差し込んで使用します。
カバースタンド

持ち運ぶ際にディスプレイを保護するカバーとして使えるほか、折り曲げてVAIO Vision+ 14の専用スタンドとして使えます。

単なるカバーではないので、形状が独自です。K型の折り目(写真右側)を折り曲げるとディスプレイスタンドの形状になります。カバースタンド内側の白い面を表に裏返して折り曲げれば縦置き、裏返さず表の黒い面を表にしたまま折り曲げれば、VAIO Vision+ 14最大の特徴である上下配置することもできます。
カバースタンドの折り曲げ方(上下に配置する場合)
ここでは上下配置する際のカバースタンドの折り曲げ方をご紹介。まずはカバースタンドからVAIO Vision+ 14本体を取り出しておきます。

カバーを閉じた状態から、①右側縦の折り目でカバーを開き、②開いた面の中央あたりから斜め下へ伸びている折り目で曲げる、③すると開いた側上部(斜線部分)が折れ曲がり磁力で固定、ディスプレイスタンドが完成します。

あとは上部中央の四角くかけた部分に、ディスプレイ本体のスタンドを差し込むと、ノートPCのディスプレイと上下配置可能な状態になり、意外と安定感もあります。また本体背面のスタンドを調節することで角度も調整できました。
なお、カバースタンドを裏返しに折り曲げれば、縦置きも可能です。この場合は高さがないのでノートPC横に配置する形で使用します。
付属品
Type-Cケーブル

USB Type-Cケーブル(約1m)。ちょっと太めです。個人的にはもう少し細いと嬉しいです。
付属書類

メリット・デメリットまとめ
メリット
- 本体約325gの圧倒的軽さ
- アンチグレアで反射が少ない
- USB-Cケーブル1本で映像+給電が可能
- 縦置き、上下配置可能なカバースタンド付き
- デザインも洗練されており、ビジネス利用に最適
デメリット
- 価格が高め(5万円台)
- 縦置き時は覗き見に注意
- 15インチのモバイルディスプレイと比べると小さめ
こんな人におすすめ
- 出張や外回りが多く、外出先での作業効率を上げたい営業職
- 軽量ノートPCを使っていて、マルチディスプレイを実現したい人
- 荷物を減らしつつ、作業性を犠牲にしたくない人
まとめ
外出先でもデュアルディスプレイが使えるので、メールの返信速度が格段に上がり、資料などの作成もスムーズに。VAIO Vision+ 14は、まさに「時間を作るツール」でした。
価格は確かに高めですが、効率が落ちてしまいがちな外出先での業務効率が向上するなら、十分に投資に見合う価値があると感じます。
「持ち運ぶ気になる軽さ」と「使いたくなる完成度」、この2つを兼ね備えたVAIO Vision+ 14、出張族のあなたにもきっと刺さるはずです。ぜひ検討してみてください!
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