
Spectre x360 15-eb0000(※)はその名のとおり360度回転する、15インチの2in1パソコン。
ボディカラーは艶消しのアッシュブラック(落ち着いた茶系寄りの黒)と、ロゴやボディ側面、ベゼルなどに使われたカッパー。さらにカッティングされた独特な形状のボディと合わせた高級感あふれるデザインが魅力。
性能面もハイスペックで、第10世代と第11世代のCore i7に加え、グラフィックスにGeForce GTX 1650Ti Max-Q、メモリ16GB、4Kディスプレイはタッチ対応。
2in1なのでタブレット形状にして、付属アクティブペンでイラストを描くなどのクリエイティブな作業も可能で、魅力的なデザインと性能で個人的にもとても欲しい1台です。
※現在Spectre x360 の15インチモデルは廃止され、現行の16インチと14インチモデルも完売(2023年3月現在)。CPUが第11~12世代のCore i7、グラフィックスがインテルIris Xe グラフィックスだったりと、CPUが第10世代、グラフィックスはGeForceのレビュー機とは少し構成が異なります。
スペック
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
プロセッサー | Core i7-10750H |
メモリ | 16GB(オンボード) |
ストレージ | SSD (PCIe M.2) 512GB / 1TB |
ディスプレイ | 15.6 インチワイド(16:10)・ IPSタッチディスプレイ 4K(3840 × 2160)・光沢 ※アンチリフレクションコーティング仕様 |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® GTX 1650 Ti with Max-Q |
光学ドライブ | なし |
キーボード | 日本語キーボード(バックライトキーボード)テンキー付き |
無線機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) / Bluetooth 5.0 |
サイズ・質量 | 359 × 226 × 19 mm / 2.04kg・19.2kg |
バッテリー | 最大15時間 / 最大8.5時間 |
その他 | 指紋認証センサー、アクティブペン付属 |
Spectre x360 15-eb0000は、パフォーマンスモデルとパフォーマンスプラスモデルの2モデル。レビュー機は後者。
外観

繰り返しになりますが、HPのプレミアムロゴと、他にないアッシュブラックとカッパーの2色、特徴的なカッティングで高級感あふれるデザインが魅力的。


HPの上位ブランドのみに使用されるプレミアムロゴ、右奥のヒンジにある刻印「SPECTRE」が、自身を上位モデルだと主張。

これはフラットモードといって、180度に開いたところ。対面での打ち合わせで使えそう。他にはテントモードやスタンドモード、タブレットモードがあります。


360度回転させタブレットモードに。重さ的に普通のタブレットのように、片手で持ったまま操作するような使い方はつらいと思います。ただ机やヒザの上に置いてどっしり構えで操作するなら、安定感がありそう。
インターフェイス(向かって右)

カドも含め右手奥から、USB Type-C×2、USB3.1 Type-A、カメラシャッタースイッチ、排気口を挟んで、microSDカードリーダー。
USB3.1 Type-AのUSBポートは、転送速度が10Gbpと高速。

カットされたカド部分を利用してType-CのUSBポートが配置されているのが面白いです。となりあっていないので、ケーブルの抜き差しが楽にできます。

1つですがフルサイズのUSBポートもついていて、1台ならサッと手持ちの機器をつなぐこともカンタン!3つあるUSBポートはすべて右側の奥にまとめて配置されています。
またカメラシャッタースイッチは、側面の山型のカゲになるよう配置されていて、目立たないようにデザインされています。

排気口を挟んで手前にはmicroSDカードリーダー。カメラシャッタースイッチと同様に、側面の山型のカゲになるよう配置されてます。

microSDカードを入れてみると1mmほどしかはみ出さず、また山のカゲということもあり上から見ると目立ちません

裏から見みるとこんな感じ。
インターフェイス(向かって左)

カドも含め左手奥から、電源スイッチ、電源コネクタ、HDMI、排気口を挟んでヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート。


カドにある電源スイッチは起動中に点灯、スリープなど状態により点滅します。
また電源コネクタは専用。モバイル用途を想定しているユーザーにとっては、Type-Cで電源供給ができないのは残念ですが、2kgという重さから基本的にはモバイルではなく、職場や自宅などに据え置いて使用することを考えれば、妥当かもしれません。
HDMIポートもフルサイズです。

排気口を挟んで手前には、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート。
キーボード・タッチパッド

テンキーとバックライト付きのキーボード。キーボードの奥側にはスピーカーが横一列に配置されています。
基本的には素直な配置になっていますが、テンキーがあるのを除けば、他のHPのノートパソコンと同様に、ファンクションキーの位置にマルチメディアキーが割り当てられています。

従来のF1~F12はFnキーを押しながら使用するタイプです。

エンターキーの外側にテンキーがありますが、テンキー右下にもエンターキーがあるため、押し間違いは少なそう。それよりdeleteキーとbackspaceキーは慣れるまで押し間違えそうな配置。
特殊なのではprt scキー。右側のshiftキーをfnキーと一緒に押すタイプ。実際には、winキーと合わせて押す必要があります。
私もそうですが、スクリーンショットをよく撮る人にとっては、ちょっとしんどい部分ですね。一般の人はあまりスクリーンショットを撮らないとは思うので、あまり気にならない人も多いと思いますが。

キーボード手前のパームレストは、サラサラとした手触り。指紋や皮脂などの跡がつかないかちょっと心配ですが、金属のパームレストのようにヒヤッとせず、心地よくタイピングができました。

キーボード右下には指紋認証センサー。レビューした他のパソコン同様に反応が良く、サインイン時の認証もサクッと進めます。

タッチパットは少し左寄り。広めで左右ボタンと別れていないタイプ。
キーボードバックライト

キーボードバックライトは明るさが2段階。従来のF5キーを押すごとに、OFF→明→暗の順で切り替わります。


スピーカー

スピーカーはキーボード奥側以外に、底面手前の両カドあたりに配置されいます。私は音についてあまり詳しくありませんが、一般的なノートパソコンと比べてとてもいい音だと感じました。

BANG & OLUFSENの文字が、Spectre x360 15-eb0000のスピーカーの音質の良さを保証しています。またサウンド ユーティリティソフトも標準でついていて、自分の好みに音のチューニングできます。
ディスプレイ
画面占有率90%の狭額縁ディスプレイ

前のモデルに比較してベゼル部分が細くなり、コンパクトなディスプレイ。



カメラは物理シャッター付きでより安心!

ディスプレイ上部のカメラは、物理シャッターがついており安心。

カメラシャッターのスイッチは右手奥に配置。物理スイッチなのでON/OFFの確認がしやすい。写真の底面に貼られたシールにあるように、OFFの場合にはスイッチのスライド部分が赤くなっていて、状態が一目でわかります。

ここまでは外観についてお伝えしました。この後中身について少し掘り下げていきますが、また後日追記していきますので、ぜひまた見に来ていただければ嬉しいです!
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