
今回は昨年11月25日に発売されたZenBook3機種の1台、ZenBook13 UX325EAをレビューします。
ZenBookは、ASUSノートパソコンのグレードを表す「NoteBookセグメント」では一番上のプレミアム。そのプレミアムの機種中で、ZenBook13はオールマイティという位置づけで、バランスのいいノートパソコンです。
スペック
OS | Windows10 Home (64bit) |
プロセッサー | Core i7-1165G7 / Core i5 -1135G7 |
メモリ | 8GB or 16GB |
ストレージ | 512GB (PCIe M.2) |
ディスプレイ | 13.3 インチワイド(16 :9 )・TFTカラー液晶 FHD(1920×1080)・非光沢 |
グラフィックス | Intel Iris Xe グラフィックス(プロセッサー内蔵) |
光学ドライブ | なし |
キーボード | 89キー日本語キーボード(イルミネートキーボード) |
無線機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) / Bluetooth 5.0 |
サイズ・質量 | 幅 304 × 奥行 203 × 高さ 13.9mm / 重さ 1.15kg |
バッテリー | 最大約13.9 – 14.4時間(JATA測定法Ver2.0) |
保障 | 1年間(故障原因一切不問) |
その他 |
外観

ボディーカラーにパイングレーを採用し、デザインはZenBook3機種の中では派手さのない落ち着いた雰囲気で、打ち合わせなどでも邪魔をせずビジネスマンに好まれそうな印象。
金属のボディーは指紋がつきにくく、ASUSUのロゴが映えます。

天板のロゴ部分。ASUSのロゴを中心におなじみの同心円状の模様。

ZenBook13は最大で150度まで開きます。リフトアップヒンジなので、ディスプレイを開けば、キーボードがせり上がり底面にスペースが生まれます。冷却効率、オーディオ性能、キーボードのタイピングしやすさをそれぞれ向上させます。

排気スリットとヒンジ部分。
インターフェイス(向かって右)

パソコンに向かって右手奥(上写真では右側)から、USB3.2 Gen2、microSDカードリーダー、LED。

microSDを挿すとこんな感じで、少ししかはみ出していないので、安心してカバンに入れられます。
インターフェイス(向かって左)

パソコンに向かって左手奥(上写真では左側)から、HDMI、Thunderbolt4 USB Type-C×2、電源LED。USB Type-Cポートは2つとも充電が可能。また最大2台の4Kディスプレイと接続できるため、HDMIポートと合わせ3台と接続可能で、デュアルどころかトリプルディスプレイも可能です。
キーボード

キーボードは、基本的には素直な配列になっていますが大きなポイントがふたつ。ひとつ目は通常のファンクションキーがメインではないこと。ふたつ目はエンターキーの右側にもう1列あること。
またキーボードの左右のスペースがかなり削られていて、サイズが小さい理由のひとつになっています。SDカードリーダーがフルサイズではなくmicroSDであるのも、少しでもコンパクトにするためなんじゃないかと思っています。
使い勝手が落ちない工夫!Fnロック機能ON・OFFがカンタン!

個人的にとてもいいと感じた機能のひとつがこの機能。
ZenBook13のファンクションキーは、初期状態ではディスプレイの輝度、音量・マイクやキーボードバックライトのON/OFFなどがメインになっています。従来の通常のファンクションキーの機能を使うためには、Fnキーを押しながら使う必要があります。
HPやDellなど最近のパソコンでは、このタイプを最近よく見かけます。ZenBook13もこのタイプ。ディスプレイの輝度や音量など、素早く変えられるのでとても使い勝手がいい。
ただ従来のファンクションキーに慣れていると、いちいちFnキーを押しながら押さないといけないため、わずらわしく感じることもしばしば・・。
最近は、これを設定などで切り替えられるパソコンも出てきているようですが、機種によってはBIOSを編集しなければならず、特に初心者にとってはリスキーです。
ですがZenBook13にはこの部分で工夫されていて、Fnキーをカンタンにロックできるんです。しかもFnキー自体に「Fn+ESC(鍵マーク)」とプリントされていて、さらにLEDでロックしているかどうかがひと目でわかる!
しかもファンクションキーをサブに戻すこともカンタン!
はじめてこの機能に気づいた時には「おお?!これは便利?♪」と、思わず小おどりしてしまったくらいです。ちょっとしたことですが、この機能があるだけでZenBook13を人に薦めるポイントのひとつになります。
便利なエンターキー右側の一列は意外とすぐに慣れる

ZenBook13にはキーボードの右端、エンターキーの右側にもう1列キーがあります。この部分に抵抗がある人が多いのではないかと思うので、私の考えを少し。
正直言うと以前は私、このエンターキー右側の一列が大嫌いでした。従来の「右端にエンターキー」状態に慣れていたため、エンターキーを押したつもりがつい右端のキーを押して、予想と違う動きに戸惑い、イライラすることがイヤだったから。
ですが、約1年前に同じタイプのキーボードを持つHP Pavilion13というパソコンを購入、いざ日常的にこのタイプのキーボードを使いだしてみると、戸惑ったのは最初だけで別の便利さに慣れてきました。
インターネットやWord・Excel、ほかにも、4つのキー(Home・PageUp・PageDown・End)を活用できる機会が案外多く、何かのキーを押しながら押さなくても単体でキーが使える便利さは、意外に快適だったのです。
もちろん業務やその人の感じ方にもよるので、やってみないとわからない部分でもありますが、あれだけイヤがっていた私自身が受け入れてしまっているのを考えると、意外にすんなり受け入れられる人も多い気がするのです。
雑誌やネット記事、YouTubeでも活躍されている大御所レビュアーのTさんは、この部分にすごく厳しいですが、結局今までと違う配置でも、使い勝手がよくて慣れてしまえば、案外便利に使えると思うので、この部分で迷っている人も思い切ってみてもいいのではないでしょうか?
とりあえずインターネットやWord・Excel、ページに収まらない少し長めの記事を読むといった操作が多い人は、試してみる価値はあると思いますよ!
反応がいいタッチパッド

左右キーが分かれていない1枚タイプ。マルチタッチ対応で反応は良かったです。F6キーにタッチパッドのON・OFFの切り替えができます。
ディスプレイ
画面占有率85%の狭額縁ディスプレイ

非光沢、FHD(1920×1080)で画面占有率85%の4辺が狭額縁のベゼルディスプレイ。非光沢ながら鮮やかな発色、またブルーライト軽減モードも搭載しており疲れにくい印象です。
ベゼルは特に左右が細いですが、上部もカメラがある分最低限の幅で、その分コンパクトになっています。
ON・OFFがカンタンなカメラシャッターで安心
ベゼル上部中央にあるカメラは、F10キーのメインに割り当てられており、簡単にON・OFFを切り替えられます。
コロナの影響でオンラインでの打ち合わせや、オンラインセミナーなどへの参加機会が増えています。始める前にカメラシャッターを閉じておき、接続してからONに切り替えれば、不用意に自分の顔が相手の画面に大映しになるような失敗も減りそうです。
AIノイズキャンセリング搭載で快適なビデオ接続
尚、ASUS独自のAIノイズキャンセリング機能を搭載しており、子供の泣き声や犬の鳴き声、タイピング音、周囲の雑音など、不要な雑音を判別して取り除き、人間の声だけを届けてくれます。オフィシャルサイトではデモ体験ができるので、一度聞いてみると良くわかります。
AIノイズキャンセリングデモ体験
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と、ここまでいろいろとご紹介してきて記事はまだ途中ですが、冒頭で触れたキャンペーンの締め切りが近づいているので、いったんここで公開させていただきます。続きは追記していきますので、よかったらまた見に来ていただけると嬉しいです!それではまた!
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