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ノートPC

EVO認証準拠の高性能モバイルパソコンHP Elite Dragonfly G2実機レビュー

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HP Elite Dragonfry G2は、ディスプレイが360度回転して、ノートパソコン形状からタブレット形状まで変形するコンバーチブルタイプのDragonfryの2世代目。

インテルの「高性能認定基準」をクリアしたパソコンを表すインテルEvoプラットフォームに準拠。またラインナップには、1kgを切るモデルや5G対応モデルもあり、豊富な独自セキュリティ機能や紛失防止スマートトラッカーのTile搭載で、よりビジネス利用におすすめな1台となっています。

今回はLTE対応モデルをレビューします。

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スペック

OSWindows 10 Pro (64bit)
CPUCore i5-1135G7 ※太字はレビュー機
Core i7-1165G7
メモリ8GB / 16GB(オンボード)※太字はレビュー機
ストレージSSD SSD 256GB / 512GB
SSD 256GB / 512GB(M.2 PCIe Gen3x4 NVMe)※太字はレビュー機
ディスプレイ13.3 インチ(16:9)FHD (1920 x 1080) ・光沢・タッチパネル
HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載
グラフィックスインテル® Iris® Xe グラフィックス(プロセッサー内蔵)
キーボード日本語キーボード(バックライトキーボード)
無線機能IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi6) + Bluetooth 5.0
インテル® XMM™ 7360 LTE-Advanced(GPS機能付き)※LTEなしモデルあり
サイズ・重量約304.3 x 197.5 x 16.1 (最薄部、突起部含まず)mm・約1.15kg
バッテリー最大約17.5時間(JEITA測定法Ver2.0)
その他指紋認証センサー、忘れ物・紛失防止タグ「Tile」搭載
Office 選択可(Office Home and Business / Office Personal)※オプション


ボディ

DragonflyG2天板
DragonflyG2天板

基本的にボディは前モデルと同じ様です。前回撮影した写真と見比べてみても、特に違いがありませんでした。若干軽くなっているのは、おそらく中身の部品でしょう。

天板のHPプレミアムロゴ
天板のHPプレミアムロゴ

天板のロゴはHPのプレミアムロゴ。例によりロゴ部分は鏡面処理されており光が反射します。

天板前面のくぼみで開きやすい天板
天板前面のくぼみで開きやすい天板

天板を開きやすいよう、手前中央部分にくぼみがあります

DragonflyG2 底面
DragonflyG2 底面

底面の吸気口の網目が背面寄りに広めに配されています。前後に一本ずつゴム足、手前両サイドにスピーカーがあります。

背面のヒンジ部分
背面のヒンジ部分

背面ヒンジ部分。タブレットモードにする際、天板をクルッと回転させるため、前モデル同様しっかりとした造りになっています。

底面の排気口
底面の排気口

背面のヒンジとヒンジの間には排気口。

180度オープン

180度まで開きます
180度まで開きます

普通のノートパソコンとは違い、天板が360度回転。写真のように180度開くと対面で入力しながら打ち合わせに使えそうです。

テントモード

テントモード
テントモード

こちらはテントモード。公式サイトでは、プレゼンテーションやビデオを共有と紹介されています。タッチで操作メインで、会議・打ち合わせなどに使用することを想定している様です。すべりやすい場所に置くと開いてしまうので、垂直に近い状態で使います。その分奥行きは短くてOK。他の使い方としては、私の場合慣れたキーボードをつなげて使うことが多いので、狭いスペースの場合はこのモードで使うと思います。

メディアモード

メディアモード
メディアモード

こちらはメディアモード。公式サイトでは、ストリーミングの動画視聴や、ビデオ会議に最適と紹介。キーボードを下にしてディスプレイを起こす形で使います。テントモードよりこちらの方がボディと同じだけの奥行きが必要ですが、角度の自由度が少し高めです。

タブレットモード

タブレットモード
タブレットモード

最後はタブレットモード。キーボードを360度回転させて、文字通りタブレットのように板状にして使用。公式サイトでは、タッチペンを利用し、思いのままに直感的な操作を、として紹介。別売りのタッチペン(7,040円)を購入すれば、紹介された使い方は可能。タッチができるだけで、ちょっとした時に便利ですが、専用のペンがあるとさらに便利です。

キーボード

キーボード
キーボード

キーボードは、HPのノートパソコンによくある、エンターキー右側に一列追加されているタイプとは違い、一般的なレイアウト。

マルチメディアキー&ファンクションキーとfnロック

マルチメディアキー&ファンクションキー
マルチメディアキー&ファンクションキー

最近のHPのノートのパソコンでは定番になっていますが、ファンクションキーは従来のF1からF12の機能がサブ、ディスプレイ明度・音量・キーボードバックライトなど、マルチメディアキーがメイン。

マルチメディアキーには、マイクOFF・機内モードや、HP独自機能として、プライバシースクリーン機能のHP SureViewやProgrammable key(画像のF12)を含みます。

マルチメディアキーは便利ですが、従来のファンクションキーに慣れていて使いにくい場合は、fnキーロックを使います。左shiftキーを押しながらescキーを押すとファンクションキーが入れ替わり、従来のファンクションキーがメイン、マルチメディアキーがサブになります。

スピーカー

スピーカー
スピーカー

キーボード右上に、オーディオメーカー「BANG & OLUFSEN」のプリント。DragonfryのスピーカーをHPのエンジニアとBang & Olufsenのサウンドマイスターが協力して開発。

スピーカー
スピーカー

キーボード両サイドにスピーカー

両サイド手前底面のスピーカー
両サイド手前底面のスピーカー

スピーカーは、底面手前側の両サイドにも

インターフェイス本体右側

インターフェイス本体右側
インターフェイス本体右側

本体右側には奥から、HDMI 、マイク・イヤホンジャック、USB Type-C端子が2つ。

USB Type-C

USB Type-Cで充電
USB Type-Cで充電

Type-CはThunderbolt 4対応で充電可能。対応のアダプターやモバイルバッテリーがあれば、付属のACアダプターは持ち歩かなくて済みますね。これは嬉しいポイント。

インターフェイス本体左側

本体左側には、奥からUSB Type-A端子、電源ボタン、セキュリティスロット、nanoSIMカードスロット(LTEモデルのみ)。

SIMカードスロット(nanoサイズ)

LTEモデルにはSIMスロットを搭載。SIMスロットは、ピンがなくてもツメなどで押すとSIMトレイを取り出せるので便利。Wi-Fi環境がなくても通信できる強みを生かして、外回りの多い営業さんなどにお勧めできそうです。

ディスプレイ

ディスプレイは光沢ありのタッチディスプレイ。外出先で使う場合、光沢ありだと反射が気になるため明るい1000nitsディスプレイを搭載。多少見づらいもののよくある光沢ディスプレイよりは見やすいようにも感じました。でもまぁ個人的には非光沢が好みです。

その代わりタッチ対応なので、ちょっとした時にマウスを使わなくてもいいのは、やはり便利。しかもこのパソコンは、ディスプレイをぐるっと回せばタブレットのように使えるので、例えば電車の乗り換えや、外で小脇に抱えて移動しながら、時々立ち止まっては入力、というような操作もカンタンでした。

難を言えばタッチでの入力のしやすさがイマイチでしたが、これはWindowsでのタッチ操作に慣れていないことが大きかったように思います。

もちろん狭額縁。縁が狭い分コンパクトです。

HP SureView(のぞき見防止プライバシースクリーン)

HpDirect-03img2-SureView
出典:HPダイレクト

Dragonfly前モデルや、少し前のEliteBook 850 G8レビュー時と同様に、SureViewが搭載されています。外出先でのパソコン操作の際に、画面をのぞき見される心配が減るため、ビジネス利用には必要な機能だと思います。

ノートパソコンでのぞき見防止をするため、ディスプレイに貼り付けるフィルムを売ってますが、その場合つけたり外したりができません。その点、HP SureViewがあれば、ボタンひとつでON・OFFの切り替えができます。

フィルムを張りっぱなしの場合はずっと正面しか見えず、ずっと画面が少し暗めなわけで、それと比べると雲泥の差。輝度を低めで使っていたため、ノーマル状態でも見る角度によっては多少暗めに感じましたが、のぞき見を防げること・切り替えができることを考えれば、まったく問題だとは思いませんでした。

この辺りの感じ方には個人差もあると思うので、ディスプレイの見え方に大いにこだわるなら、別のパソコンの検討も視野に入れた方がいいかも知れません。ただ情報漏洩のリスクと比べる場合、問題にならないとは思いますが・・。

SureViewは、F2キーひとつで切替え。ラクチンです。

HP Sure Shutter(カメラのプライバシーシャッター)

最近は、Web会議やリモートでの商談なども身近になり、参加する機会も増えました。オンラインの会議やイベントに参加することがありますが、担当者の方の顔が、いきなり画面全体に大きく映ってしまうシーンを、何度か目にしています。

自分の顔がバーンと表示されないために、設定でWebカメラをOFFにすることもできますが、プライバシー設定をわざわざ開いてON・OFFを切り替えるのは面倒です。

その点、HP Sure Shutterは、SureViewと同様にキーひとつでWebカメラの表示・非表示を切り替えできます。

指紋認証センサー

前モデルから相変わらず反応良好な指紋センサーは、キーボードの右下。

ACアダプター

ACアダプターも前モデルと変わりません。アダプター自体はそれなりに重さを感じるもののコンパクト。個人的にはケーブルの方をもう少し細く、取り回ししやすくしてほしいのですが、米メーカーということで、耐久性を重視ということなのかも知れません。

重量

本体重量を実測。Dragonfry G2には1kgを切るモデルもありますが、今回レビューするモデルは1.15kg。この重量はモバイルとしては標準的。

なお、1kgを切るのは256GBまでのSSD搭載または、HP Sure View Reflect非搭載での質量で、構成により質量は異なるようです。

ACアダプターと合わせると1.46kg。もう少し軽いといいとは思いますが、この機種はType-C充電ができます。

会社か自宅にアダプターを置いておき、代わりにType-C用の小さいアダプターとケーブルを、もう片方に置いておく、もしくは持ち運べば少し軽くなりそうです。

ベンチマーク

CrystalDiskMark7

PCMARK10

総合スコア:4,368
Essentials:8,391
Productivity:5,942
Degital Content Creation:4,539

CINEBENCH R23

グラフィックス性能をCINEBENCHで確認。
CPU(Multi Core):4425 pts
CPU(Multi Core):1425 pts
MP Ratio:3.10 x

ドラゴンクエストXベンチマーク

設定は、最高品質・1980×1080・フルスクリーンで、電源アダプターを接続してテスト。評価:すごく快適 / スコア:12481

ファイナルファンタジーXIVベンチマーク

FF XIV(暁月の終焉)ベンチ の設定:1980×1080 、高品質(デスクトップPC)でテスト。スコア:3192・評価:設定変更が必要

設定を変更、 1980×1080 、高品質(ノートPC)でテスト。スコア:4255・評価:普通

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