実機レビュー！Vostro5310 プレミアムモデル（大容量メモリー・SSD搭載）

今回のレビュー機はDell Vostro5310 プレミアムモデル（大容量メモリー・SSD搭載）

Vostro5310は、個人でも購入可能なDell法人モデルの13.3インチのモバイルノートパソコン。
予算的にハイエンド機のXPS13にはなかなか手が出せない人でも、価格を抑えてできるだけ性能の良いノートパソコンが欲しい人にはおすすめです。

理由としては、
もちろんCPUが最新の11世代であることやメモリーが8GB、ストレージがSSDであることなどは当然として、
他にはたとえばディスプレイの比率が16:10であること、Wi-Fi6に対応していること、Type-C端子から充電ができることなどがあります。

今回短期間ではありますが、実機をお借りすることができたので、その使用感なども含めてレビューします。

なお現在20％OFF（最大25%OFF）のクーボンが提供されています。クーポンの確認方法にも触れていますので文末付近をご覧ください。

デル公式ストア： Vostro 5310 ノートパソコン(2021年4月13日発売)
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スペック
外観
1. インターフェイス（向かって左）
2. インターフェイス（向かって右）
キーボード・タッチパッド
ベンチマークテスト

スペック

OS	Windows 11 Home（レビュー機） / Windows 11 Pro / Windows 10 Pro (Windows 11 Pro ライセンスを含む)
プロセッサー	Core i5-11320H
メモリー	8GB（オンボード）
グラフィックス	インテル® Iris® Xe グラフィックス
ストレージ	SSD 512GB（M.2 PCIe NVMe）
ディスプレイ	13.3-インチ 16:10 FHD+ (1920 x 1200) 非光沢
キーボード	日本語キーボード（バックライトなし）
無線機能	インテル® Wi-Fi 6 2×2 (Gig+) / Bluetooth 5.1
サイズ・質量	W296.78 × D210 × H13.9?15.9 mm / 1.26 k
バッテリー	4-セルバッテリー, 54WHr (内蔵)

外観

ボディ表面は金属でスッキリとしたデザイン。重量は約1.2kgとモバイルパソコンの重量としては標準的。デザインと金属の質感からXPSには及びませんが、安っぽさは感じません。

鏡面処理されている天板のロゴは、マーク部分が光を反射して時々キラッと光ります。表面自体はひんやり・サラッとした感触で指紋は目立たない感じ。モバイルパソコンらしく持ち運びが多くても、指紋がベタベタとつくようなことはなさそうです。

背面はほとんど何もなくスッキリ。

天板を開いたときにちょうど机と設置するため、両サイド付近に控えめに配置されたゴム足が、背面ボディをキズから守ります。

底面は樹脂製で底面中央奥（写真では手前）側に吸気口のスリットが2列。ネジは普通にプラスの精密ドライバーで開けそうなので、自己責任にはなりますが、ユーザー側でSSDの換装などが行えそうです。ただメモリーはオンボードということなので、後からの増設はできません。重い作業を中心に行う場合は16GBモデルをおすすめします。

同じく底面、ヒンジとは反対側の左右にスピーカースリットがあります。個人的にはノートパソコンとしては悪くない音だという印象でしたが、この辺りは個人差があるかも知れません。

ディスプレイを開くとヒンジ側の天板端が本体下に入り込み、本体奥がせり上ります。

本体がせり上がった分吸気しやすくなる仕組みで、同時にキーボードに傾斜がつくため入力しやすくなります。

逆に排気は本体奥側でディスプレイ下に。Vostro5310に向かって座ると見えない位置。天板を閉じると排気口をふさぎ熱がこもると思われるため、天板は開いたままの普通の使い方をおすすめします。

インターフェイス（向かって左）

次にインターフェイスですが、向かって本体左側にHDMI、Type-CのUSBポートが2つ（2つともThunderbolt 4）。Thunderbolt 4はケーブル1本でディスプレイが2台接続できたり、接続機器数が増えていて、ノートパソコンの拡張性の低さを補ってくれそう。またどちらのポートでも充電ができました。

インターフェイス（向かって右）

向かって右にはヘッドセット端子とType-AのUSBポート（3.2-Gen1）。

ボディの薄型化のためUSBポートは半開閉式。有線LANポートでたまに見かけますね。ケーブルを挿す際にちょっとコツが必要ですが、すぐ慣れると思われます。

キーボード・タッチパッド

またキーの配置は基本的に素直で、配置的に変則的なものはほとんどありません。　　

他とちょっと違うところは、キーボード右上角の電源ボタン。すべての機種かどうかは未確認ですが、Dellのノートパソコンはファンクションキーの並びの延長線上に電源スイッチを配置しているようです。

また今回のレビュー機モデルにはありませんが、電源ボタンにはオプションの指紋センサー機能を付けられます。

以前レビューしたNewXPS13(9300)プラチナや、Inspiron15 7501では反応が良く、ログイン時のパスワード解除がすごくラクでした。追加費用も3,300円と、さほど高額でもないのでつけて便利なのでおすすめ！

ほかにはコンパクト化の影響からか、いくつかキーとキーの間隔が詰まっているものがあります。

電源ボタンすぐ下のすぐ下のbackspace、Enter、shiftの３つと、スペースキーは、十分なスキマがとれなかったのか、となりのキーとスキマが詰まっているのが少し変わっています。ボタン自体のサイズが小さいわけではないので、打ちやすさへの影響はあまりないように思います。

あとカーソルの左右キーが、上下キーを2つ合わせた高さにそろっていますが、個人的には逆T字の方が打ちやすい気がしますね。

違うところといってもその程度で、キーボード全体としてはサイズ的にも配置的にも、ほとんど違和感を感じませんでした。それからボディが薄いためキーボードが少したわみますが、打ちやすさを損なうものではありませんでした。

マルチメディアキーとファンクションキーを切り替えるfnキーロック

ファンクションキーは例によってマルチメディアキーのサブキーになっています。（マルチメディアキーとは、音量の上げ下げやミュート、ディスプレイの輝度調節など。バックライトオプションを追加すれば、空いているF5あたりに割り当てられると思われます。）

マルチメディアキーがメインだと、fnキーを押しながらじゃないと通常のファンクションキーは使えませんが、fnキーロックがあるのでメインとサブの切替ができます。つまり通常のファンクションキーをメインにして、マルチメディアキーをサブに切り替えられるのです。これでfnキーを押さなくてもファンクションキーが使えます。

fnキーロックは、fnキーを押しながらescキー1度押すと通常のファンクションキーがメイン、もう一度押すとマルチメディアキーがメインとなります。

タッチパッドの縁にはダイヤモンドカット処理が施されていて、ときどき光が反射してキラッと光ります。手前に左右クリックボタンがある標準的で、境目がないよくある見た目、大き目でタッチの反応は良いタッチパッドです。

狭額縁のディスプレイは縦横比16：10と少し広め

左右のべセルは4.9mm、上は9.5mm、下は10mmでかなり挟額縁

さらにディスプレイの縦横の比率が16：10で、よくある16：9のディスプレイより縦に長いため、スクロールしなくても見える部分が広めで、一度に表示される情報量が増えます。

私自身も普段は16：9のディスプレイを使っています。インターネットはもちろんエクセル・ワードなどの作業でも、もう少し画面の縦幅が欲しいと思うことがありますが、16：10のVostro5310のディスプレイなら、その「もう少し」が実現できちゃいます。

数字で見ればちょっとした差ですが、積み重なると意外と大きな違いとなり、作業がラクになりそうでうらやましいです。

ご覧のようにボディの端からキーまでの距離がすごく短いです。Vostro5310をよりコンパクトにしつつ、キーピッチを19mmに保って、キーボードの打ちやすさが損なわれないよう工夫されています。

ちなみに私が普段使っている13インチノートパソコンと比べてみると、1.3cmほど幅が短く、本体端からキーまでの距離や各キーの間隔を切り詰めた部分が効いていますね。

手動シャッター付きのWebカメラで安心

Webカメラには、手動スライド式のプライバシーシャッターがついています。普段これを閉じておけば、例えばWebミーティングやオンラインセミナーなどに参加する際、いきなり自分の顔が大写しになって焦るようなことがなくなり安心です。

付属品

保証書などの書類3種。書類と言っても、クレジットカードのひと回りかふた回り程度大きなだけ。

アダプターにつなげるコンセントプラグ側のコードが、少し取り回ししやすくなっているように感じました。いくら本体やアダプターがコンパクトでも、コードが取り回ししにくいことに残念に感じることがあったので、小さなことですが個人的にはうれしいポイントでした。

太さはあまり変わらないようにも見えるんですが、やわらかい感じで取り回しがしやすかったです。今回のレビュー機 Vostro5310は13インチなので、持ち運んで使うことを考えると、アダプターとコードの重さやまとめやすさ、かさばりにくさは地味ながらも重要だと思うので、できればもう少し細くなると嬉しいですが、この点はとても良かったです。

Cアダプターはコンパクトで手のひらに収まるサイズで、コードと合わせて320gと軽量。

1時間で最大80％充電するExpressCharge機能があり、短時間で充電可能。このあたりの検証は行えなかったので、マイナビニュースの記事を参考にさせてもらうと、1時間で最大87％、わずか30分でも51％まで充電できたとのこと。これだけ短時間で充電できれば、急な外出の際にもとりあえず外出先での使用も可能じゃないでしょうか。